05/13 【現地レポート】157人の学校に通えない子どもたち
3月25日~4月7日まで、白木と成田が、プロジェクトを実施しているアンドラプラデシュ州マハブブナガール県ナガルドディ村を訪れました。【現地レポート】18人の子どもがブリッジスクールに入学しました! に引き続き、村の変化や今後の課題などについてご報告いたします。
157人の学校に通えない子どもたち

NRBCに通う子どもたち
村の全434世帯を対象に家庭調査を行った結果、157人の子どもが働いていて学校に通っていないことがわかりました。村の学齢期(6~14歳)の子ども約600人のうち、3~4人に1人の割合です。
世界の児童労働の傾向を見ても、子どもの7人に1人という統計がありますから、これはとても高い割合といえます。まだ活動は始まったばかりですが、そのうち18人がプロジェクトが運営するブリッジスクール(NRBC)に通うようになりました。

親への啓発ミーティングの様子
子どもたちが行う仕事は、季節によって異なりますが、コットン種子、米、トウガラシやピーナッツなどの農業労働、家畜の世話、レンガ造りなどです。この時期は農閑期でコットンの栽培もまだ始まってない時期だったので、土地を持たない家族の多くは、子どもも一緒に他の地域へ移住してレンガ造りの仕事をしていることも分かりました。
特に女の子が教育を受けられない
また村には、女の子が若い年齢で結婚させられてしまう幼児婚、結婚持参金制度の慣習があるため、男の子と比べて教育を受けられない女の子が多いという特徴もあります。女の子は家計を助けるため、また親の借金を返したりするために働いているのです。

歌、劇、などによる文化プログラム
ある10歳の女の子の家を訪ねてお父さんと話をしましたが、「娘を働かせたい」「もうすぐ結婚させたい」と言って、娘が学校に通うことをなかなか承諾してくれませんでした。村の慣習の根深さを感じました。
このように難しい問題もありますが、まずは学校に通っていないとわかった157人の子どもたちが学校に行けるように支援し、教育を妨げる村の問題の改善にも取りくんでいきます。
歌や劇などを通じた啓発プログラムを実施

若者たちとのミーティング
これまでの活動としては、児童労働の問題や子どもの教育の重要性を知らせ、子どもの就学を呼びかけるため、親、女性自助グループ、若者、子どもとのミーティングを開き、働いている子どもの親への説得などを行ってきました。
また、村で児童労働をテーマにした歌や劇などを通じて啓発する文化プログラムも行っています。
その結果、住民自身が教育について話し合い、子どもを学校へ通わせるようになるなど、少しずつ教育への意識が高まってきています。

現地スタッフと一緒に
現地スタッフも難しい問題に直面しながらも、よいチームワークで仕事をしてくれているので、これからが楽しみです。
今後も現地での活動、日本での活動を継続していけるよう、ACEへのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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報告:成田 由香子
2010年4月22日
現地の活動内容・調査報告(現地レポート)
- 2011/12/15:女の子のための活動をスタートしました
- 2011/12/14:学習しやすく楽しい学校へ
- 2011/12/13:143人が教育を受けられるようになりました
- 2010/06/10:村の教育環境の課題
- 2010/05/13:157人の学校に通えない子どもたち
- 2010/04/22:18人の子どもがブリッジスクールに入学しました!
- 2009/08/26:インド・コットン畑での児童労働の現状






